さやかは、午後の街を歩いていると、おしゃれなカフェを見つけた。ふと看板を見ると、2階のテラス席があるようで、迷わず階段を上がることにした。軽やかに足を踏み出した瞬間、ふわりとスカートの裾が揺れ、思わず手で押さえる。「あっ、ちょっと油断した…」と、小さく苦笑しながら、さやかは周囲をさりげなく確認した。
階段を上るたびに、スカートがひらりと舞うのを感じながら、できるだけ気をつけて歩く。上から降りてくる人とすれ違うたび、なんとなく意識してしまい、少しぎこちない動きになってしまった。「こんな時、ロングスカートだったら気にしなくていいのに…」と心の中でぼやきながら、それでもお気に入りのミニスカートを選んだことに後悔はなかった。
ようやく2階のテラスにたどり着き、席に座ると、街並みが一望できる開放的な景色が広がっていた。風が吹き抜ける心地よさに、さやかはホッと一息つく。「まあ、ちょっと気をつければいいだけだしね」と、アイスコーヒーをひと口飲みながら、小さなアクシデントも含めて楽しい午後のひとときを満喫するのだった。
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